憧れ。


by w-rainbow-rieko
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雲外蒼天            



タイトルのこのことば、ご存知の方はどれくらいいるのか分からないですが
わたしが知ったのは高田郁(かおる)さんの小説『みをつくし料理帖』を読んでからです。

主人公の澪ちゃんが8歳の時、高名な易者水原東西に、
「苦労の多い人生だが、その苦労に耐えて精進すれば、
 必ず青空が拝める“雲外蒼天(うんがいそうてん)”の運命にある」
と予言される、という件があり、
そこから澪ちゃんはいつもどんな時もこのことばを胸に
ただ一心に料理の道に一生懸命励む、というお話、です。

この小説は本当に良いです。
きっと誰もが涙する物語だと思います。
そして、「あぁ日本人で良かった」と思うはずです。

なので、もし機会があれば是非一度読んでみて下さいね!



あ、話が少しそれてしまいました。
今日書こうと思っていたのはその小説というよりは『雲外蒼天』のことば自体のことなんですが、
わたしにとってもこの『雲外蒼天』は最初からとても印象に残っていて
そして「いいことばだな」とずっと思っていました。

で、今朝、です。

雪が積もって歩きにくいだろうなと思い
いつもより少し早目に家を出ました。

途中、学ランを来た高校生の男の子が目の前を歩いていることに気付きました。

そしてその後、何気なく、その男の子が手に持っているクリアケース
(ブリーフケース?大学生とかがよく持ってる持ち手がついてる透明のケース)
に目が行ったんですが

もう、ビックリ。

そこに、この『雲外蒼天』ということばが大きく大きく書かれていたんです。

その下には少し小さ目の文字で『努力の向こうに希望が在る!!』と。


「うわーーーー!!!」と思うと共に
全身鳥肌立ちました。
ただでさえ寒いのに更に寒くなっちゃったんですけど(笑)

こんなこともあるんだなーって。


その男の子はみをつくしを読んでこのことばを知っていたのか
多分受験生っぽかったから
学校や塾の先生から贈られたことばなのか
そこは分かりませんが

きっと、そのことばを胸に、一生懸命勉強してきたんだろうな、と思ったら
応援する気持ちが自然に湧き起こり、その背中に向かって
「がんばれ!」とそっと声を掛けました。



その後、教室について仕事をしながらも今朝のその出来事を思い起こしたりして
「わたしもがんばろう!」といつも通り楽しく1日を終え、帰りの電車。

揺られながら窓の外に見えた景色

山の向こうの向こう
雲の向こうのもっと向こう

に、幅数センチ(実際には何十メートルの世界だけど)の
オレンジが横に細長く連なっていました。

そのオレンジは本当に強烈な光を伴った『THEオレンジ!』って感じで、
生まれたての命の輝きそのものという印象でした。

その光景を見て、見とれて、見つめ続けて、思ったことは
重苦しい雲が立ちこめてグレーの空でも、その雲の上にはいつも変わらず
青空や夕焼けや星が瞬く美しい夜空が広がってるんだな、ということでした。


それは

当たり前の事実だけど、意識しなかったらついつい忘れてしまうこと

大切なこと、なのに、いつも忘れてしまうこと


今朝、たまたま目にした『雲外蒼天』のお陰で

そういう小さいけどとっても大切なこと、また、思い出すことができました。


なので、感謝です。

雪が積もった今日に、

偶然目の前に居たその男の子に、

とてつもなくきれいなオレンジを見せてくれた今日の空に、

心から感謝。


雲外蒼天

わたし自身もきっとその星の元に生まれたと信じて

叶えたいこと、「いつか必ず」と祈って、願って、

これからも誠実に真摯に謙虚に生きていきたいと思います。


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ちなみに、この『雲外蒼天』は英語の唄で言うと、
米映画のオズの魔法使いで使われた『虹の彼方へ』が近いそうです。


『Over the Rainbow』

Somewhere over the rainbow
Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby

Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true

Some day I'll wish upon a star
And wake up where the clouds are far behind me
Where troubles melt like lemondrops
Away above the chimney tops
That's where you'll find me

Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why then, oh why can't I?



『虹の彼方に』

虹の向こうのどこか空高くに
子守歌で聞いた国がある

虹の向こうの空は青く
信じた夢はすべて現実のものとなる

いつか星に願う
目覚めると僕は雲を見下ろし
すべての悩みはレモンの雫となって
屋根の上へ溶け落ちていく
僕はそこへ行くんだ

虹の向こうのどこかに
青い鳥は飛ぶ
虹を超える鳥達
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by w-rainbow-rieko | 2014-02-08 20:42 | 心に響いたこと