憧れ。


by w-rainbow-rieko
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33Fから見えたもの


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33Fとはこういう目線なのだな と 思った。

高いところが嫌いじゃないわたしにとっては 幾分気持ちのいい眺めだった。

ただ、ひとつ、残念に思ったことがあると言えばあるのだが。


それは、「この窓ガラスさえ なければ」  ということ。

ただでさえ大阪の空はいつもくすんでいる。

もやがかかっている。

むろん、今日もそうだった。

と、いうか、今日は特にそうだった。

せっかく、こんなに高いところにいるのに。

キレイな空気の元では  ずっとずっと遠くまで見渡せるような 

最高な場所に 今、せっかく いるというのに。

タバコの煙、排気ガス、暖房の熱、 そんな人工的につくられ排出されているものたちが

渦を巻いて、重く重く 層を成して漂っている。 群れている。


そう  ただでさえ そんな空 

なのに それに 加えて この分厚い窓ガラス

わたしと空を激しく分断する この 窓ガラスが 邪魔で邪魔で 仕方なかった。

そう思うと 余計に 濁った空気で蔓延しているように見えて  哀しかった。

空なのに  混沌とした沼 の 中に いるような気がしてきて ならなかった。




「北風と太陽」の話では、太陽が勝ったけれど、

今日ばかりは北風に勝って欲しいと 心から 思った。

思い切り強く 冷たく 清らかな 冬の北風で 

霧がかかったような すりガラスを通して見ているような

この薄汚れたものたちを一瞬にして吹き飛ばして欲しかった。


だけど、その願いは一向に 届かず。

33Fから見上げた空は  いつもよりずっと  近いはずなのに  

なぜか  遠かった。



そして、いくら待っても   晴れることはなかった。

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まるで わたしの心の中   のように。

晴れることは  


なかった。
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by w-rainbow-rieko | 2006-01-17 00:01 | 写真