憧れ。


by w-rainbow-rieko
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『 うらら展 』   ~ 展示作品② ~


昨日、写真を撮り直してきたのでアップしておきます。(というか、作品自体展示し直してきました。。。)

照明の関係でどうしても自分の影が写りこんでしまいます。かなり残念(T__T)

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今回はご覧いただいたらお分かりかと思いますが、ふたつでひとつの作品となっています。

絵があって、陶がある といった感じ。
もちろん先につくり始めたのは「陶」なのですが
この絵がなければ作品としてのこの陶は完成しなかったわけで。

だからやっぱり ふたつでひとつ、
普段のわたし=陶、と もうひとりのわたし=絵、 のコラボ、ということになりました。

実はコレ、この展示、この作品たち、は
『ずっとやってみたかったこと第2段』でした。

陶と他の何かを組み合わせた展示 というものを
いつ頃からかやりたいなと思い始めていて
それを今回、実現することができました。

でもこうやって実現できたのもわたし自らがやろうとしたわけではなく、
ギャラリーさん側からいただいたふとした一言があったお陰で成し得たことだったんです。


「最近、絵も描いてるんでしょ?良かったらその絵も一緒に展示してみたら?」


『うらら展』への参加のお誘いをいただき、「よろしくお願いします」とお返事をさせていただいた後に
すっと投げかけて下さったこのことば。 

本当に自然な流れでおっしゃっていただいたから、本来だったら意表をつかれて
びっくりしてしまうであろうことなんだけど、あまりにもさりげないその一言に戸惑うこともなく、
わたしまでもがとても自然に「はい」って心の中で呟いていました。


というのも、
わたしにとって絵は本当に趣味の世界のもので、時間があって気持ちが乗っているときに
ふらふらと描いてるという程度。これってぶっちゃけ ある種の気分転換なんですよね。
自己満足の世界だから、それを誰かに見せるとか(ブログは別にして)
ましてやギャラリーに展示するとか、それもメインの作品として(!!?)の展示とか
そんなの有り得ないことだと思ってきました。

それを「展示してみたら?」なんてサラッと言っていただけて

「こんな適当な絵でも『作品』になるのか・・・?」 という想いと
「これを『作品』にしてもいいんだ・・・!」 という想い、
そのときからこのふたつがわたしの中に同時に存在し始めることになったのです。 




~ ここからは制作過程におけるあれこれ話です ~


最終的には今のこの展示になりましたが
当初は全く違うものをイメージして制作に入りました。

もちろん絵は二の次でってことで、陶で『うらら』をどう表現するかって考えるところから始まりました。

(それはやっぱりわたしは陶で表現するヒトだという意識があるし、何よりも陶で見せたいし、
グループ展ということもあり、他の皆さんの作品との兼ね合いやスペース的なことで、
本業としていないわたしの絵は展示できない可能性があるということを前提に置いていたためです。)


↑で『考える』なんて書きましたが、皆さんご存知のように超単純なわたしです。。

『 うらら 』 = 桜 !!!

「やっぱ桜しかないでしょう!!!」  

1回そう思ってしまうともうホンマにこれ↑しか思いつかず、(ま、いつものことですが・・・)
「これでいくしかないな!よし!!」 と 続行することに。 (^^;)


作品的には大きいものをつくりたいけれど時間も場所もそんなにとれないので
そのどちらもあまり影響しないものを、と考えた結果、

薄く伸ばしてスライスした土(タタラという技法です)をクッキーの型で大量に型抜きをして
大きさでは表現できないけれど、その分、『量』で勝負しようということに決めました。

型抜きをしたその形が「桜」、というわけですね。


それで、大量に抜いた桜の形、これをどうしようかと思いつつ、
しかしここからがあまり進まない。イメージが膨らまず。悶々もーん。
でも手を止めるわけにもいかないし、万が一のことをも考え、桜の枝もつくっておきました。
どうしようもなくなったら桜と枝をほんものの桜のように展示しよかなと(^^;)

でもいくら単純なわたしでもこんな誰もが考え付くようなことはしたくないわけで。

そこで少し陶から離れてみたんですよね。
近付きすぎて見えなくなってるんかもしれないなと思ったので。

で、今度は絵に走った。 と。


展覧会で展示するとかしないとか、そういうのを一切考えずに
休みになる度に結構適当に色々と描きたいものをひたすら描いてました。
最初はあまり一貫性なんかも全然なくて何じゃこりゃ・・・って感じだったんですけど
ケイゾクはチカラなり。 に通ずるものがあるのでしょうか??
そういう日々を送っているとなんか次第に『本当に描きたいもの』、
みたいなもんが見えてくるんですねぇ 不思議なことに☆


それで出来上がったのがこの絵でした。
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桜の花びらを一枚一枚描いて重ねていくことで濃淡を出して
それが集まってできた形が、この『羽の生えた女性』。

なんかもうあまり詳しくは覚えていないのですが、
このときは多分「桜の花で絵を」なんて考えてなかったような気がします。
最初につくっておいた陶の桜形のことさえ頭になかったかもしれません。

桜、よりも、この形=羽の生えた女性 
これ自体を描きたいっていう気持ちの方が強かったと思います。
その形を表すためにただ桜をモチーフとして使ったっていうだけで。
だって、まさかこの絵を作品として展示するだなんて思ってなかったしね。


で、出来上がってから思い付いたって感じ。

「そっか、これをこのままあの陶桜で表現したらいいんだ」って。


うーーん。やっぱりたんじゅーん。でも、これに関しては結果オーライ。

自分で納得いくように仕上げることができたんだからオッケーオッケー☆


そんなわけでできた陶の作品がこちら↓でした。
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絵と同じように桜を一枚一枚並べて重ねて少し立体的に見えるように置いています。
こんな風ににね↓
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色が微妙に違うのは、『偶然の産物』です。
これは釉薬を掛けていないので全部土そのものの色。
窯の中で勝手に変化してくれて、キレイなグラデーションがモノの見事に付いてくれたというわけ。
陶芸はこういう風に良くも悪くも予想もしなかったことがパッと起こるから面白い☆です、ホントに。


今回は二度と同じ展示ができないというインスタレーション的なことにも挑戦しているので
今度またどこかでお披露目できたとしてもこれと100%同じ形に並べることができません。
だから、この1回こっきり、1発勝負、という気持ちで一枚一枚丁寧に並べました。


その甲斐あってか、嬉しいおことばをいただくことができました。
昨日、とあるギャラリーのオーナーさんが見にいらしてくれて
直接お話を伺うことができたんですけど

「こういう風にもってくるとは思ってなかったよー!
これから、このパターンで色々やっていけるね!
この絵があるからこの陶がすごく生きてるし、この方法とってもいいよ!!」

とおっしゃっていただきました。 ホントにとても嬉しかったです(^^*)


この『うらら展』では初めてのことがたくさんあって、
だから、展覧会が始まる前も始まってからも緊張感がずっとあって
実は今もなかなか精神的に落ち着けていない状態なのですが
でも、とってもとってもいい経験になりました!!
ギャラリーHOTのオーナーさん、そして今回の『うらら展』を企画して下さった弟さんには
本当に感謝しています。どうもありがとうございました!!


写真では絵も陶も雰囲気がなかなか伝わらないと思うので
実際に見てもらいたいなという気持ちが本当に大きいです。

『うらら展』は来週の土曜日まで開催しているので、もしお近くまで来られることがありましたら
是非お立ち寄り下さいね! ギャラリーの空間も本当にうららかで気持ちいいですよ(^0^)

尚、来週はギャラリーそらさんで『MONO工房展』も始まりますのでこちらもよろしくお願いします♪

(それぞれのギャラリーさんのHPはブログトップ画面の左端の[ギャラリー]という箇所から入れます)
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by w-rainbow-rieko | 2008-04-04 11:54 | 陶芸