世界の『ミヤザキ』 おめでとう
2005年 09月 25日
この前、宮崎駿監督が第62回ベネチア国際映画祭で『栄誉金獅子賞』を受賞したときの
新聞記事を紹介したが、それに関した新たな記事を発見した。
以下はインタビューの内容。
――2Dアニメーションの魅力は?
鉛筆で描いた素朴なものでも面白いものはできる。
このご時世、とことん鉛筆にこだわるのもいいかも。
げたの店がどんどんつぶれ、最後に残った店が生き残る。
ジブリもそうやって残れるかもしれない。
――コンピューターについて。
実は僕らも、ピクサー(『トイ・ストーリーなどで知られる米国のアニメ制作会社)並みに
コンピューターを使い、絵を処理している。
でも、ジブリのCGスタッフはアナログの良さをきちんと理解している。
コンピューターを使えば、描いた絵の色を全部変えられる。編集も簡単。
容易に他人の仕事に介入できる。合理化に見えるが、やってはいけないこと。
作品が甘くなり、他人を傷つける。
――今、目指す映画は?
子供の魂に触れる作品、
先の見えない大変な時代に生まれた子供たちに、それでもやっぱり、
よくぞ生まれてきてくれた、おめでとうと言いたい。
生まれてきて良かったんだと思える映画を作りたいんです。
この、とても短い記事の中で大切なことを教えてもらった気がする。
昔からあるものを大切に残していくこと。
自分の中のこだわり・譲れないものを認識すること。
便利さだけを求めず、良いものをちゃんと理解すること。
仕事(ものづくり)とは人を傷つけてまでするものではないということ。
そして、これから生まれてきてくれるたくさんの子供たちのために生きていくこと。
宮崎監督は今までも、そしてこれからも、こんな風にして映画をつくりつづけていくんだろうな。
それが=イコール=自分の生きる道だと考えているんだろうな。
そう思った。
映画と陶芸、フィールドは違うけど、ものづくりをするという意味で考えたとき、
その原点はきっと他のどの分野でも共通しているんだなって改めて実感。
artに関わっているプロ・アマ問わず、私みたいな超はしくれ野郎にとっても、
忘れてはいけない一番大切なことを宮崎監督は教えてくれた。
この写真の宮崎監督、本当に嬉しそう。本当にいい顔。
心から「おめでとう」 そして 心から「ありがとう」、宮崎監督。
新聞記事を紹介したが、それに関した新たな記事を発見した。
以下はインタビューの内容。
――2Dアニメーションの魅力は?
鉛筆で描いた素朴なものでも面白いものはできる。
このご時世、とことん鉛筆にこだわるのもいいかも。
げたの店がどんどんつぶれ、最後に残った店が生き残る。
ジブリもそうやって残れるかもしれない。
――コンピューターについて。
実は僕らも、ピクサー(『トイ・ストーリーなどで知られる米国のアニメ制作会社)並みに
コンピューターを使い、絵を処理している。
でも、ジブリのCGスタッフはアナログの良さをきちんと理解している。
コンピューターを使えば、描いた絵の色を全部変えられる。編集も簡単。
容易に他人の仕事に介入できる。合理化に見えるが、やってはいけないこと。
作品が甘くなり、他人を傷つける。
――今、目指す映画は?
子供の魂に触れる作品、
先の見えない大変な時代に生まれた子供たちに、それでもやっぱり、
よくぞ生まれてきてくれた、おめでとうと言いたい。
生まれてきて良かったんだと思える映画を作りたいんです。
この、とても短い記事の中で大切なことを教えてもらった気がする。
昔からあるものを大切に残していくこと。
自分の中のこだわり・譲れないものを認識すること。
便利さだけを求めず、良いものをちゃんと理解すること。
仕事(ものづくり)とは人を傷つけてまでするものではないということ。
そして、これから生まれてきてくれるたくさんの子供たちのために生きていくこと。
宮崎監督は今までも、そしてこれからも、こんな風にして映画をつくりつづけていくんだろうな。
それが=イコール=自分の生きる道だと考えているんだろうな。
そう思った。
映画と陶芸、フィールドは違うけど、ものづくりをするという意味で考えたとき、
その原点はきっと他のどの分野でも共通しているんだなって改めて実感。
artに関わっているプロ・アマ問わず、私みたいな超はしくれ野郎にとっても、
忘れてはいけない一番大切なことを宮崎監督は教えてくれた。
この写真の宮崎監督、本当に嬉しそう。本当にいい顔。
心から「おめでとう」 そして 心から「ありがとう」、宮崎監督。
by w-rainbow-rieko
| 2005-09-25 23:40
| 伝えたいこと