140人展 @ ギャラリーそら
2008年 09月 29日
先週の土曜日で ギャラリーそらで行われていた展覧会が終了しました。
その名も 『 花を買うように絵を買いたくなる2週間 ~ 140人展 ~ 』。
そらに関係している作家さん140人の作品が一同に展示されるという企画で
テーマは『空・宙』、サイズは『サムホール』という決まりの元、わたしも参加させていただきました。
このふたつの決まりごとさえ守れば、作品のジャンルはなんでもいいということだったので
わたしはもちろん陶で参加することに。
とにかく人数が人数ということもあり、搬入日は三日間。
その間に作品をオーナーさんに預けて
その後の展示も全てお任せということになりました。
なので、展覧会が実際に始まるまでどういう風に展示されてるのか、
みんなの作品はどんなものがあるのか、全体の雰囲気はどんな感じなのか、
そういうことが全く分からないまま、
ドキドキとワクワクとちょっぴり不安な気持ちを抱え、展覧会が始まりました。
展覧会が始まった週にちょうどおばあちゃんのことがあったので
2週間の会期中、見に行けたのはたった1日だけでしたが
それでも自分の目で確かめに行けて本当に良かったと思います。
『空・宙』というテーマの元、ジャンルも色も素材もそれぞれで、あれだけ色々な作品が揃い、
作品自体はサムホールサイズでも(それ以上の大きさの方も実際にはいたりしましたが 苦笑)
額の大きさなどでもっと大きく見えたり小さく見えたり、飛び出してるように見えたり、
本当に様々、個性いっぱいで、わたしの中での新しい発見もたくさんありました。
わたしは1時間くらいしか居ることができませんでしたが、
ずっと見ていても全然飽きないし、見足りない感じでいっぱいでした。
オーナーさん曰く、何回も見に来てくれる方もたくさん居たらしく
みんな同じ気持ちなんだなぁと改めて嬉しい気持ちになりました。
見に行って下さった知り合いの方たちからも「とってもいい展覧会だったね!」と
言っていただき、わたし自身も、本当にそう思いました。
今回の140人展、参加させていただいてホントに良かったです。
わたしの作品は上の写真の右下の端から2番目に飾ってもらっています。
近くで見るとこんな感じです。↓
焼成すると少し縮むことを想定した上で陶板をつくり、端に切り込みを入れました。
やわらかい空を表現したかったので均窯釉(きんようゆう)という水色の釉薬をかけ、
雲や風のふんわりしたイメージも重ねられたらいいなと思い、
その上から透明釉を筆で二箇所くらい描き、微かにグラデーションを出しました。
写真ではちょっと見えにくいんですが、実は今回、とてもラッキーなことに、
わたしが想像した通りに色が出てくれて大満足でした(^^*)
そして、出来上がった空色の板に、今通っているさをり教室で購入した織り用の糸を長いまま
切り込みにどんどん引っ掛けていきました。
色はあれこれ考えた末、少し光沢のある水色の糸と素朴な風合いの黄色の糸、2色を選びました。
空からこぼれる淡くてやさしい日の光のイメージです。
2色を引っ掛ける場所などはあまり頭で考えず、大好きな空をイメージしながら
思うがままに自由に気持ちよく掛けていきました。
板の切り込みがあまり深くないため、糸が外れてしまいやすい箇所もあるんですけど
それは、もし購入して下さる方がいらっしゃった場合
その方の好みで糸の掛け方のデザインを変えてもらったり、
もちろん全然違う糸を掛けていただいてもいいし、
お好みで糸が無い状態で飾ることもできるようにと思い、
すぐ取れるように、わざと軽く引っ掛けておきました。
オーナーさんには「ちょっと外れてきてるし、ボンドとかで固定した方がいいんじゃない?」と
アドバイスもいただいたんですけど
そこはわたしの考えと想いを主張して、「それなら!」と納得していただきましたv(^^)v
今回、大好きな陶板に、今、正にハマリ中のさをりの糸を組み合わせて
こんな作品をつくることができて本当に楽しかったし嬉しかったです☆
(ちなみにこの作品はお買い上げいただきました!Kさん、どうもありがとうございました!)
これからしばらくはこんな感じで陶とさをりを組み合わせての作品づくりを
楽しんでしていきたいなと思っています。
最後になりましたが、展覧会を見に来て下さった皆様、本当にどうもありがとうございました!!
by w-rainbow-rieko
| 2008-09-29 12:22
| 陶芸